レポートのQCD  

皆さんこんにちは。

タイトルに突然出てきてます「QCD」というアルファベット3文字ですが、この言葉、皆さんご存知でしょうか?
ビジネスの分野で用いられることが多いようですね。

Q:Quality(品質)
C:Cost(コスト)
D:Delivery(納期)

私自身はこの言葉を「仕事において求められるバランス感覚のようなもの?」と勝手に解釈しています。何かの仕事に取り組む際に、
Q:一定以上の品質(結果?)に仕上げること。
C:費用対効果を意識すること。
D:期限を守ること。
この3つの要素のうち一つでも欠けてしまうと、仕事としては無意味なものになるんでしょう。
自分で書いておきながら改めて文章で読み返すと、なかなかハードルの高い要求を突き付けられているような気分になってしまいますね。

話は変わりますが、九医技のカリキュラムでは、2年次に実習科目が多いんです。
学生にとっては長くツラい座学の時間よりも、驚きと発見と知識の定着につながる実習はモチベーションが揚がるようですね。
しかし同時に、「実験レポートの提出」に追われるというジレンマがあるようです。
「結果がうまく出なかった」「考察になにを書けばいいかわからない」「そもそも実験の目的が…」
実験中は楽しみながらアレもやってみようコレもやってみようと工夫しているようですが、いざレポートにまとめる段階で頭の整理が追い付かないようですね。まして週に3編のレポート作成では仕上げるまでに相当の労力を費やしているんでしょう。

そんな学生に、私から、上から目線で「QCD」の言葉を贈りたい!

Q:レポートの品質というと、これはもう「いかに考察するか」に尽きます。頑張ってコピペに頼らず、頭がキリキリするほど考えて自分なりの考察をまとめてみて下さい。

C:レポート作成にコスト?といっても高価なレポート用紙のことではありません。ここでいう費用対効果の“費用”とは、レポート作成に費やす時間(≒人件費)のことです。集中して一気に書き上げる派、コツコツと少しずつ書き上げていく派。皆さんはどちらでしょうか?
私のお勧めは、「実験をおこなったその日のうちに考察以外は仕上げておく」です。

D:はい。レポートの提出期限は必ず守りましょう。

byなだか

追記:私自身は40名分のレポートを2泊3日で添削して解説資料を準備していますが、「レポート添削のQCD」はどうでしょう?学生が納得するレベルで添削・解説できてますかね?