九医技OB・OGのホンネを
現在の仕事風景とともにご紹介。
臨床検査技師は、直接患者様と接する機会はあまり多くありませんが、自分自身で出した検査結果が病気の早期発見や早期治療に繋がる医療分野の中でも不可欠な存在です。
現在私は、主に細菌検査室で仕事を行っています。グラム染色※1した細菌の鏡検や培地に生えたコロニー※2の観察など難しい所もあり大変なことも多いですが、自分が出した検査結果をもとに治療が行われ、患者様に回復傾向が見られた時など結果が治療に直結した時はとてもやりがいを感じます。
九州医学技術専門学校では、たくさんの経験や知識・技術をもった素晴らしい先生方の講義や実習を受けることができました。
国家試験の対策や臨地実習など、当時の事を思えばとても辛く大変なこともありましたが、その時に身につけた事は就職した今でもとても役に立っています。
まずは、楽しく気軽に体験しよう!
さあ! 生命を救う第一歩を踏みだそう!
私は、患者様とのコミュニケーションが医療事務のやりがいだと感じています。
よく来院する患者様のお名前や家族構成、いつも受診する診療科目を覚えたりすることで、患者様とのコミュニケーションをはかっています。
受付で働いていると、患者様から声をかけられ、世間話をすることもよくあります。医師や看護師のような診療や治療はできなくても、そのようなコミュニケーションによって、患者様が笑顔になってくれることが嬉しいです。
また、この仕事に就くまで知らなかったことを学ぶことで、自分自身のレベルアップにも繋がり、仕事が楽しく感じます。習得した知識は、日常生活にも役立つことが多数あり、もし自分の家族が病院を受診する機会があれば活用していこうと思います。
在学中は、主に算定の仕方や患者様の対応、医療保険制度などを中心に学びました。医療事務に必要なさまざまな知識を身につける事ができ、学んだことを活かせていると思います。
他にも事務関係だけでなく、ペン字や手話、医療知識なども学びました。実際に耳の聞こえない患者様が来られた際、少しですが手話でコミュニケーションをとることができました。また、ペン字を学んだことで書類などを書く際に以前よりも字をきれいに書くことが出来るようになったと感じます。医療事務は医療知識も必要です。算定する際に医療用語や薬、病気の知識など必要になってきます。臨床検査科の先生から授業をしていただく機会があったのですが、実際に実習などを行ってみた事でどういう検査か知ることができ、イメージがつきやすくなりました。