4月9日は何の日?

皆さんは4月9日が何の日かご存知ですか?
実は「4月9日=49=しきゅう=子宮」
そう!「子宮の日」なのです!
これは子宮頸がんの予防、早期発見につなげようとNPO法人子宮頸がんを考える市民の会(東京)が決めました。
その会とタイアップし、長崎県臨床細胞学会と長崎県細胞検査士会が、啓発キャンペーン「LOVE49プロジェクト」を実施しました。
今回はその様子をお届けします!
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子宮頸がんの主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。
発見するためには検診による細胞診検査が有効になります。
ところが受診率は低下しているのが現状。
そのため子宮頸がんの予防、早期発見を促す目的でこのキャンペーンが全国的に行われています。
長崎県細胞検査士会の会長は「女性のほとんどが一生に一度はウイルスに感染し、近年は20代、30代でがんになる人が増えている。『若いから』と人ごとと思わず、ぜひ検診を受けてほしい。」と話していました。
実は発見するための有効な検診=細胞診検査に臨床検査技師が携わっていること、ご存知でしたか?
子宮頸部の細胞を綿棒などで少し採り、特殊な染色(色を付けること)で正常か否かが分かります。
顕微鏡で細胞を見て、判定することを認められた人が細胞検査士です。
細胞検査士は臨床検査技師免許取得後に認定試験を受け、合格をして初めて認められるのです。
余談ですがフジテレビの1~3月期ドラマ「フラジャイル」で野村周平君が演じていた森井久志は、臨床検査技師で細胞検査士という役どころでした。
実際、本校の卒業生にも細胞検査士が多数いて、今回のキャンペーンにも深く係わっています。
長崎県細胞検査士会会長も本校の卒業生です。
そのような縁から学生にもキャンペーンの手伝い(ボランティア)の誘いがあり、今回は臨床検査科新2・3年生13名の学生が名乗りを挙げてくれました。
例年、長崎県内あちこちで実施していますが今年は長崎市浜の町のベルナード観光通り(長崎県民なら全員知っているであろう一番の繁華街)で行いました。
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学生たちはボランティアに慣れていない中、道行く人に声を掛け啓発冊子などを配り検診受診を呼びかけました。
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最初は緊張していたものの技師の先生方の優しいフォローと頑張りもあり、積極的に声を掛ける様子を見ることができました。
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検診の流れなどを紹介したパネルを展示し、道行く人に説明していました。
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女性にとって子宮頸がんは予防も、早期発見もできるがんです。
ぜひ2年に1回の検診を受けましょう!
☆今日のそれでも・・・☆
熊本県や大分県では余震が続いています。
そんな中、ゴールデンウイークに卒業生が結婚式を挙げるとのことで余興の動画撮影をしたこと。
by でんでん